小児から成人になるまでの移行期を思春期といいます。女性ホルモンの分泌が始まり、乳房が発育し、恥毛が生え、最初の月経である初経が起こります。
日本人の初経年齢は12歳頃ですが、初経がかなり早く起こったり、いつまでも始まらなかったり心配される場合は、思春期外来で相談することをお勧めします。
エコー検査で子宮を確認したり、血液検査でホルモン値を測ったりすることで成長の様子がわかります。丁寧に説明を行いますので、ご本人も親も安心されることが多いようです。
また、月経痛がひどくて生活に支障をきたすような場合は月経困難症といいますが、治療でかなり楽になります。正しい鎮痛薬の服用方法や低用量ピルを試してみることによって、月経痛で困るようなことが少なくなってきます。